独特の甘い香りを持つキク科の植物で、ケープカモミールとも呼ばれます。南アフリカの海岸には至る所に見られるキク科の植物ですが、生産農家はほんの一握りで、生産量も限られています。南アフリカの農家はこの地元の植物を非常に重視しており、女性が出産する際にはケープカモミールウォーターを煮出し、新生児が生まれる際の浄化水として使用します。そして、すべての新生児の肌の問題もケープカモミールウォーターで和らげられます。
蒸留によって得られるケープカモミールハイドロラットの肌にやさしい特性はより想像しやすいです。初蒸留された時のpH値は約5.2であり、お肌のpH値に非常に近いです。また、お肌へのやさしさは、ローマンカモミールやジャーマンカモミールとも比べ物になりません。香りに関しては、ローマンカモミールやハーブの香りよりもやや濃厚なジャーマンカモミールよりも甘く柔らかいです。農家に予約をするためには前年から行う必要があり、生産量も他の有名なキク科の植物ほど豊富ではありませんが、ケープカモミールは私たちが非常におすすめする新興のハイドロラットの一つです。
学名 Eriocephalus punctulatus