この香りは、高いクスノキ科のシナモンからもたらされ、スパイシーで強烈な風味は葉や木の内皮から生じます。特に樹皮は、強烈な香りと共に温かみのある気配を放ちます。
日常生活でよく知られているシナモン風味の名物として、カプチーノやアップルパイが挙げられます。また、中国の五香粉、メキシコのモレソース、レバノンのケバブなど、美味しいスパイスミックスにもシナモンが欠かせません。
シナモンの生産は、インド、インドネシア、スリランカ、マダガスカル、中国、南米などの地域に集中しています。
シナモンの収穫は、成熟した樹齢に達した木から内皮の四角い部分を剥ぎ取り、その後幹を切り開いて樹皮を巻物状に巻き上げます。これを長時間乾燥させ熟成させることで、市販のシナモンスティックとなります。
シナモンには多くの品種がありますが、収穫方法はほぼ同じです。しかし、通常のシナモン(Cassiaカシア、シナニッケイ)の内皮は他の品種よりも厚く、粗い暗褐色の外皮は、わずかにウッディなカンファーの香りを放ちます。一方で、ジャワニッケイは、芳香族アルデヒドのほかに、ほのかなオールスパイスとコショウの香りが特徴です。
精油情報
科/属
INCI名:Cinnamomum Burmanii Bark Oil
CAS 8015-91-6
EINECS CAS
EINECS
密度/比重 1,000 - 1,030
屈折率 NA
引火点 > 93 °C
旋光度 (-2°) -(0°)
採取季節
外観 黄色から茶色がかった黄色
臭い 甘いシナモン、スパイシー、温かみ、ウッディ
主要成分
シンナムアルデヒド / オイゲノール / 酢酸シンナミル / p-シメン / リナロール