モロッコのタンジーやブルータンジーと呼ばれ、モロッコの北部で栽培されており、地中海に生息する黄色い花を付ける多年生キク科の植物は、約40センチの高さで、8月から10月にかけて花を咲かせます。
ハイドロラットは花が咲いている時に蒸留された水蒸気と精油を抽出して作られた製品です。精油は特別な青い色を持っていませんが、ハイドロラットは甘い香りがあり、アロマディフューザーで使用することで気分転換、疲れを和らげます。また、キク科の植物は解熱作用があるとされているため、日焼け後のスキンケアに特に優れています。お肌が不安定な時にも、ブルータンジーが貴重な選択肢となります。さらに、コウハクキクとヨモギなどのキク科のハイドロラットで希釈すると、より心地良い香りが楽しめます。またローズヒップオイルと手のひらで混ぜた後、お肌に塗ると、落着き感を与えます。ブルータンジーはリラックスに効果的です。特に運動後、アルニカオイルと合わせて使用すると、プライムタイプ以内に冷やしたハイドロラットでケアしたら、微かな清涼感を与えながら不快感も素早く緩和することができます。
ブルータンジーは草本植物ですが、「ランの花型高い敏感性を持つ人」への抗ストレスや安らぎを与えられます。多くの高い敏感性を持つ人は感受性が強いですが繊細であり、外部の刺激で引き起こされた情緒的なストレスがよくあります。ハイドロラットを薫香として使用することで、高い敏感性かつ繊細な心に清々しい日差しのような安心感をもたらし、怖がらずに過ごせることができます。
最後に、注意すべき点として、ブルータンジー(Tanacetum Annum)は、毒性のあるTanacetum vulgareとは別の品種であることを覚えておいてください。。
Querio G, Antoniotti S, Foglietta F, et al. Chamazulene Attenuates ROS Levels in Bovine Aortic Endothelial Cells Exposed to High Glucose Concentrations and Hydrogen Peroxide. Front Physiol. 2018;9:246.
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INCI名: Tanacetum annuum Flower Water
科/属 キク科/ヨモギソウ属
TSCA CAS
EINECS
EINECS CAS
密度/比重
屈折率
引火点
採取時期
外観
臭い
主要成分